笑いは最も安全で副作用のない薬やサプリメントのようなもの

科学や医療にかかわる人たちは、笑うことは 病気を防いだり回復を早めるための最も安全で手軽な方法だと考えています。

実際に、笑うと心と体の余計な緊張がほぐれます。たとえば堅苦しい会議やスピーチの間に笑えるような明るいユーモアがあれば、その場の空気が和やかに変わって気が軽くなるものです。

私達は笑うことが許されないような環境を好みません。

私たちの心の動きが体に影響を与えるという、心と体の関係については古い時代から伝えられてきました。

きっと、免疫力や長寿に笑いが関わっているだろうことは、身近なおじいちゃん、おばあちゃん達から学べるのではないでしょうか。             

例えば、長引く腰痛の一因と精神的な不調(鬱)の関係について、ここ最近より詳しく伝えられています。

でも漢方(中医学)など東洋医学の専門家の人たちは、心と体の動きが繋がっていることを昔からよく知っていました。

私たちの体には「気」と呼ばれる生命力エネルギーが流れていて、通常「気」は健康であれば滞ることなく全身をくまなく流れています。そして、その流れを調節しているのは主に「肝」です。

大まかに言うと、気の流れは主に血液や体液の状態、体温や気温などの影響を受けますが、それだけではなく内面的不調和にも大きな影響を受けます。

私たちは昔の暮らしに比べたら、温度管理が行き届いた快適な屋内で過ごすことが多くなり、栄養の良い食事に恵まれています。乗り物や電化製品のおかげで暮らしは便利になり、気付かないうちに高カロリーの食事になっていることさえあるくらいです。

にもかかわらず、私たちがこんなにストレスを抱いているのはどうしてでしょう?

それはもしかしたら、さまざまな理由から家族や親族、生まれた土地の近しいコミュニティーから離れて暮らすようになり、自分のことをよく知らない人達と忙しくすごすことの方が増えたからなのかもしれません。人間関係の煩わしさを避ければ、温かい時間も減ってしまうのでしょうか。

私たち現代人の体調不良に影響を大きく与えているのは、ストレスとそれによる「気」の不調和で、それが現代病と言われる自律神経失調症の原因ではないかと言われています。

私たちは「気」の流れが良い時に、伸びやかに過ごせます。

私たちがストレスを感じるのは、人や物事をきっかけに内側に何かネガティブな感情や考えを抱いている時です。

あなたはストレスを感じている時に、伸びやかに振舞えますか?

舞台に立つ人や競技をする人達のように緊張やストレスに慣れていないと、誰でも体の動きが少なくなったり、言動がどこかぎこちなくなるものです。

実際に肩こりや頭痛で困っている人の多くは、日常にストレスが多いと話されますし、それに加えて月経のトラブルを訴える女性もいます。

その原因の一つは、「気」の流れが停滞して、体のどこかの筋肉が滑らかに動けなくなっていることです。

首や肩の筋肉は仕事中の緊張やストレスのせいで硬くなり、肩こりや頭痛の原因にもなります。体を柔らかく保ちたいと考える人の間では「筋膜はがし」が最近よく取り上げられていますね。

また、緊張するとお腹が痛くなったり下痢や便秘を起こすのは、胃腸の筋肉の動きに影響が現れるからです。その他にも、瞼がピクピクする、人に見られると文字が上手く書けなくなる、喉の辺りがつかえて飲みこみ辛くなる・・など、色々な変化が現れます。

気の流れを司るとされる「肝」に、ストレスや過剰な感情の負担がかかってバランスを崩すと、「気」の流れが滞りやすくなります。そうすると体のどこかの筋(すじ:筋腱や筋膜)が萎縮して筋肉が滑らかに動かなくなり、やがて血液の流れも滞りやすくなります。

ストレスでこわばりや痛み、痺れを感じやすくなると言われる主な理由の一つはこのようなことからです。

そしてストレスによる負荷や不調が、自分で元に戻ろうとする心身の力(自然治癒力やレジリエンス)を超えた時に、日常生活に支障が現れ始めるというわけです。

けれど、私たちが 自分らしく伸びやかに過ごせるのは 「気」が滑らかに全身を流れている時。

それが心と体に滞りのない時なのです。                                       

あなたのストレス解消法は何ですか?

あなたはストレスを感じると体のどこに変調を感じますか?人にはそれぞれにバランスを崩しやすいところがあるものです。

また、ストレスを感じている時に抱いているのはどんな気持ちですか?あなたがいつも抱いている気分はどんなものですか?

と、ここまでストレスについて触れましたが、しなくてはならない事をこなしていれば、誰だってストレスを感じるもの。でもストレスを感じるのは、出来事に反応した自分の感情や考えが主な原因で、その後イライラしたり落ち込んだりして楽しくなくなるのは、いつまでもそれを抱き続けているからです。

だからストレスの元はできるだけ早く手放し、気分を変えて本来の明るい自分でその後の時間を楽しみたいものですね。そうすれば、誰もが暮らしに喜び(♪)を体験できます。

だからこそ、私たちはどうすればそうできるのかを知りたいと思っています。

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草花や森の香り、アロマオイルなどを楽しむことも「気」の流れを良くする方法と言われますが、最も簡単でいつ・どこででもできるストレス解消法は、笑うことです。                           

笑うと免疫細胞が増えるのはよく知られていますが、笑うとお腹のあたりを中心に体が揺さぶられます。

そうするとそれがきっかけに、滞っていた「気」の流れや血液の流れが僅かに刺激を受けます。

それだけではなく、たった数秒笑っただけなのに気分がガラリと変わることもあります。

例えば、何となく倦怠感を引きずって重たい気分で出勤した日に、同僚との楽しい会話やユーモアに救われた、又は重たい気持ちが「掬われて」軽くなった経験はありませんか?

それは楽しい気分がもたされ、あなたの心の体に微細な変化がもたらされたから。自分を癒してくれた人たちに感謝ですね。

笑うと筋肉がほぐれ、それまでの重だるい気分が軽くなったり、張り詰めていた気分が柔らかくなります。

その反面、緊張や不安、恐れは私たちの心も体も固まらせます。そして体のどこかがこわばって痛みや痺れなどが表れるだけでなく、そのような違和感はなくても心が委縮して未来に夢や希望を抱けません。

暮らしに「♪」を増やしましょう。

けれど、楽しいとか、嬉しいという気持ちは心と体を伸びやかにし、私たちは未来に希望を抱けます。そして、大人も子供も本来、楽しいことや嬉しくなれるようなことを探しています。

私たちは豊かで幸せな未来を探していますが、それはいつも自分と共にあるもの。

幸せに暮らすために必要なのは、まず今この時を笑って、朗らかに、和やかに過ごすことから始まるのかもしれません。

さて、あなたは声を出して笑うことが1日何回くらいありますか?

日常の中に、何かおかしなもの、笑えることを探してみましょう!

その最も良いお手本は小さな子供達です。

みんなが明るく笑えるようなユーモアは、副作用が無く、お金のかからない薬やサプリメントのようなもの。笑えば笑うほど機嫌も良くなって、暮らしに「♪」が増えていきます。

一緒にいる誰かと声を出して笑えるのは幸せなことです。そして笑うこと自体がヒーリング、癒しにもなります。

だから、私自身も一個人として、薬剤師として、ヒーラーとして、それぞれの場面で笑っていられるような暮らしを大切にしたいと思っています。

いつも笑っているために、気分が悪くなるような感情や考え、人の影響は早く手放しましょう。

そのための方法を知っていますか?

たくさんの笑いと健やかで豊かな暮らしがありますように。

※痛み、痺れなどの不調は「気」の失調以外からも起こり得ます。実際に肉体の不調でお困りの方は、医師による診察を受けたり、漢方薬局で薬剤師にご相談なさることをお勧めします。                                         

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