私たちは誰でも少しでも豊かで幸せに生きることを望んでいて、どうすればそうできるんだろうと思っています。
もしかしたら、そのためには素敵な恋人が必要だと思っているかもしれないし、今とは違う仕事に就きたいと考えているかもしれないし、何かを学ばなくてはいけないと考えているかもしれません。
もしかしたら、もっと良い家に暮らしたいと思っているかもしれないし、今より美しくならなくてはいけないと感じているかもしれません。
私たちは日々それぞれの毎日に取り組んでいるものです。
けれど、優先順位がなかなか上がってこなくて、他の物事に先を越されてしまうものがあります。
それは何だと思いますか? 続きを読む ・・・それは、心と体の健康です。 もしも今、そんなことかと思ったなら、それはきっとあなたの心と体に、今特別大きな問題や不調を感じていないからかもしれません。 私たちは健康な時ほど、その大切さになかなか気付けないものです。 そして通院や薬が必要になってから、日々の暮らしを見直して少なからず反省したり時には後悔したりします。 もっと早くにケアしておけば良かった・・・というふうに。 私たちは、普段とかく「外側の物事」に注意を奪われて生活しています。 例えば、スマートフォンやSNSでつながる相手は自分自身ではありません。 目の前の物ごとや世の中の出来事に気を取られて、気付いたらあっという間に1日が終わっています。 インターネットやSNSの情報の中に、本当にあなたを満足させ幸せな気持ちにしてくれるものはありましたか。 どうしたら幸せに豊かに生きられるのか、自分が抱えている問題や悩みを根本的に解決するための答えは、結局自分の中にしかありません。・・・そして皆、本当は何となくそれに気付いていたりします。 幸せに豊かに暮らしたい、自分が望むように生きたいと思うなら、自分の中に答えを見出す必要があると多くの人が考え、スピリチュアルな人たちは自分につながって直感を大切にします。 そしてその答えに気付いたら、それを自分で現実化していくことで人生は昨日よりも豊かになっていきます。 今日どれを着ようか? これからどこに行って誰と会う?何をする? 何を食べようかな? …日常のこんな些細な繰り返しから、人生を大きく変えるような事柄についてまで、私たちはいつも人生を自分で創造しています。 もしも、自分の人生を自分で生きている実感がないなら、その理由を知る必要があります。 本当に自分がしたいと思うことを現実化していれば、人生は幸せなはずですから。 私たちの人生は創造や現実化のための時間と言えます。もしかしたら、表現する時間だと考える人もいるかもしれません。
あなたは何を創りたいと思いますか?何を現実化して、自分はどんな人間だと表現したいですか? いずれにしても、そのために最も大切なのは健康で調和のとれた心と体です。 健康な心と体が無ければ、内側の答えに気付いたり直感を受け取って、行きたい所に出かけたり、会いたい人達に会ったり、したい事をするのが難しくなります。 そのような点で、私たちのこの体は願望や欲求という形のないイメージを、何かしらの現実に変えるための変換機のような物かもしれません。 例えば「今日のお昼は美味しいオムライスを食べたいな」と思ったら、財布を片手に洋食屋さんに行きオムライスを食べます。そうすれば「午後も頑張ろう!」と思えるものです。 けれど、もしも病院で食事指導などを受けていたら、オムライスは我慢しなくてはならないかもしれないし、もしも胃腸の調子が悪ければ途中で何だか食べられなくなってしまうかもしれません。 また、私たちの心に明るさや調和がある時、私たちは心や体の声、直感を素直に受け取って実際の振る舞いに変えることができます。 けれど、もしも何か嫌なことがあって気持ちがひどく落ち込んでいたら食欲が湧かないかもしれないし、そもそも外出する気にもなれないかもしれません。 体のどこかに痛みを抱えていたり、気持ちがイライラしていたり落ち込んでいたら、やはりその日を明るく笑って過ごせません。 そもそも自分の願望や欲求を現実化するにはお金が必要ですが、そのお金も健康な心と体が無くては、健康な時より手に入れるのも難しくなるでしょう。 仕事で成功するにしても、恋人に巡り逢うにしても、家族を増やすにしても、豊かで幸せに生きるために最も大切なのは、調和の取れた健康な自分自身です。 それを手に入れるための方法はたくさんありますが、その中でも「スピリチュアル」と聞くと、もしかしたら「非現実的で何だかよく分からない」とか「現実逃避的で役に立たない」とイメージされるかもしれません。 けれど「スピリチュアル」とはそのようなものではなく、「日々の暮らしを現実的に生き、自分自身、そして周りの人々と良い関係をきずいて生きること」であり、霊的な気付きや学びの世界はそれを助けるものであるはずです。 自分の心の声や直感に従って、自分らしく生きるために必要なのは「調和の取れた心と体」であり、多くの霊的な学びの世界にはそれぞれに健康法(古めかしく言うなら養生法など)のようなものがあります。 若い時は、生まれた時に両親からもらった生来の先天的な生命力(ちなみに、中国医学では先天の精と言います。)と活力に溢れ、健康の大切さや体力の限界を意識することはあまり無いかもしれません。 けれど年齢を重ねると共に、段々と誰もが若い頃とは違うことに気付きます。 寝不足が昔よりこたえるようになってきたり、疲れや二日酔いが回復しにくくなったり、傷跡やカゼの治りが遅くなったり…。 それは、かつての溢れるような生命力エネルギーが少なくなっているからです。 ・・・女性は毎月、毎年の体の変化に気付きやすいかもしれません。 私たちは欲しい何か/叶えたい何かがある時、それを心の中で思い浮かべますが、それを手に入れよう/叶えようと思うなら実際に自分で“動かなくては”なりません。 そして、自分を動かすにはエネルギーが必要です。 「あぁしたい」「こうなりたい」と思うなら、活力や情熱、自発性などの内面的エネルギーと、実際に体を動かすための肉体的エネルギーの両方が必要です。 その2つのエネルギーが上手く連動して、私たちは実際に動き始め物事が現実化していきます。 実際に私たちの体を満たし、体内を巡っている血液も、心と体に影響を与えていると言われます。 例えば、中国医学の世界では何だか気持ちが落ち込むとか、夢ばかり見てグッスリ眠れないのは、血液中の栄養成分が乏しいからだと言われます。 私たちは人生を通して、自分がどんな気持ちで、どんな考えを持ち、どんな能力や個性を持っているのかを表現していくことができます。
自分がどんな働き方をして社会とどうかかわり、どんな「人物」として人々に接するのか、そして大切な家族やパートナーと、どんな愛情関係を築くのかを表現できるのです。 そして私たちが自分の人生に満足できるのは、心と体とスピリットが調和した状態で何かに取り組み、良い結果を得られた時です! 心と体とスピリットが調和していれば、私たちは幸せな気持ちや穏やかさに満たされます。 普段あなたは、それをどれくらい気にかけていますか。 どうしたら自分に調和がもたらされるのか、気付いていますか。 大人になれば、社会人として自己管理をするのは当たり前かもしれません。 けれど、もしかしたらその後ろにあるのは家族や社会に対する責任や義務で、自分自身への愛とはかけ離れていませんか。 毎日の自己管理に、自分への気遣いや愛はありますか。 少し寂しく聞こえるかもしれませんが、スピリチュアルな世界では私たちは皆、独立した個々の存在だと言われます。 自分の人生に責任を負えるのは、家族でも友人でも社会でもなく、自分自身だからです。 そして最後まで自分と一緒にいてくれるのは、自分のこの体。 そういう意味でも、医療や福祉の世界では「健康寿命」を少しでも長く維持しましょうと言われます。
私たちは心の声や直感に従って行きたい所へ行き、会いたい人達に会い、したい事をすることに、自由と喜びを体験できるもの。 そして、より良く幸せに生きようとする人は、広い意味で誰もが「スピリチュアル」なのです。 年齢と共に私たちの体は確かに衰え、バランスを崩しやすくなっていきますが、「自分」という存在に調和をもたらし、それを維持するための方法を何か日常生活に取り入れていますか。 自分次第で人生はより豊かで幸せになります。 私たちの心と体、そしてスピリットに愛と調和がありますように。 そして、豊かな毎日がありますように。 愛と感謝をこめて。 Copyrightⓒ 2019 インナーボイス 寺田昌代 All Rights Reserved.