運命と見えない力

誰でも環境が大きく変わったり、壁を乗り越えた後で、自分の変化や成長に気付くことがありますが、平和で穏やかな日々の中ではそれをあまり感じないかもしれません。

そんな時、私たちはつい毎日が退屈でつまらなく感じてしまいますが、よくふり返ってみればライフスタイル、交友関係、働き方や体の調子・・・・内側では何かが変わっていませんか？

私たちはそれぞれの価値観や考えに従って、その時の感情や気分の影響を受けながら、物ごとの選択と決断を繰り返して人間関係やライフスタイルを築いています。

あの人たちとはどう付き合えばいいのか・・・

今の仕事を辞めようか・・・

お金を何にどう使うのが良いのか・・・

・・・そして、今の暮らしは今までの自分が創り出したものです。

もしも今の生活に満足しているなら、それはきっとあなたが望んだものを現実化したからです（♪）

けれど、もしもどこか上手くいっていない事や満足できない点があるなら、そうなった（＝それを現実化させた）原因を探して癒す必要があります。

それは、自分の感じ方や考え方？自分のふるまい方？親や周りの人たちの影響？それとも、もっと別の理由かもしれません。

対人関係、仕事、愛、お金、健康など・・・人生を満たす要素はたくさんありますが、何が順調で何が足らないと思いますか?

もしかしたら、今の暮らしに大きな問題は無いけれど何かが物足らないとか、なかなか上手くいかないと感じていますか？

もしそうなら、自分がどうなりたいのか／どんな生活を送りたいのか／どう生きたいのかの、具体的なイメージを思い浮べることができますか。

何かが物足りないまま、時間とエネルギーを持て余していると感じるなら、自分が本当に望んでいることが何なのかを知りましょう。それに気付けば毎日が充実し始めます。

または、物事が上手くいかない理由を知って自分を変えれば、毎日がより楽しく変わり始めます。

私たちが自分や人生を変えたいと思うのは「今のままではダメだ」とか「もっとこうなりたい」と感じる時です。時には、自分自身の強い気持ちに背中を押されることもあります。

そして実際に私たちが人生を変えるのは、自分がどう変わりたいのかが分かっていて、変わらなくてはならないというフィーリングや願望が、不安や恐れ、今の暮らしに対する満足よりも上回っている時です。

変わることよりも安定を望んでいたり、今のままでも良いと思っている時、私たちは積極的に物事を変えようとはしないものです。

・・・けれど「変わらないでいる」ことが間違っているわけではありません。大切なのは、いつも穏やかで幸せに暮らすことです。

そして、もしも私たちをサポートする「目には見えない力」があるならば、それは“意志のある所に道は開ける”ように、そこにはまず「こうなりたい」とか「人生を変えたい」という自分の意志があるからです。

「目には見えない力」が働こうにも、そもそも私たち自身の意志がなければ、きっと前には進まないでしょう。

もっとも、顕在意識の強いブレーキ（恐れや抵抗など）があれば道は開けません。

だから、霊的な人は自分の道を歩くために、自分自身につながって歩くべき方向を見出し、恐れなどを手放そうとします。

そうすれば、あるかもしれない「目には見えない力」のサポートを受けて、自分らしい方へより早く進めるだろうからです。

私たちは、どこか人生があらかじめ決まっていて「自分ではどうしようもない」とか「自分には変えられない」とつい考えてしまうことがあります。それは特に自分にとって好ましくないことが起きた時です。

例えば、人や環境が変わっても、また同じような問題が起きた時「これが私の人生なのだから仕方がない」と諦めてしまったりします。

そして「目に見えない力」とは、自分以外の何かや誰かの力だと考えています。

けれど、現代的でスピリチュアルな人にとって、人生は誰かや何かに決められたものではなく「あらかじめ自分が用意した人生の計画」です。

自分の人生は親に決められるものでも、配偶者に決められるものでもなければ、社会に決められるものでもありません。

そして、未来は自分の思うように選んで創ることができる／自分次第で未来は変わると考えています。

その人にとって「見えない力」とは、他の誰かや何かではなく、自分自身の力だからです。

「自分が用意した人生の計画」のなかでも、ぜひ実現したいという大切な学び（＝望む体験）は、その時達成されないと未来に先送りされ、またいつか目の前にそれを経験するチャンスがやって来ます。でも、残念なことにまた達成されなければ、また未来に先送りされます。

いずれにしても、人生は他の誰かや何かに決められるものではありません。

もしもあなたの人生がそうだとするなら、あなたは一体誰のために／何のために生まれ、こうして生きているのでしょう。

人生は自分で自由に選んで組み立てていけるものであり、そうできる時に私たちは自分自身と、そして大切な人たちと一緒に喜びを体験できます。

それに気付いて自分のことをよく知り、持っている性質や能力を誰かのために活かしたり、自分に足らない能力や資質を伸ばしながら、愛や喜び、豊かさを体験することが、私たち全てに共通する生きる目的なのかもしれません。

“次の連休はどう過ごすのか…”も“10年後の自分が、どこで誰と、どう暮らしているのか…”も、自分次第でどのようにでもなるのです。

未来はたった一つではなく、目の前にはいくつもの選択肢と道があって、私たちはたくさんの可能性を秘めています。

大切なのは、自分につながって、こうしたいと思う道を選び、自分を信じて前に進むこと。

そのための方法を知っていますか?

私たちに生きる力と喜びがありますように。

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