師走は師が走るというほど忙しい時期です。

このような忙しい時期だからこそ、ゆっくり歩くことを考えてみたいと思います。

 

歩くことの良さは、周りを見ながら、感じながら移動できるということです。

飛行機では、周りを見ることも、感じることもできません。

電車やバス、車でも少しは周りを見ることはできますが、一瞬です。感じることはほぼできません。

自転車ではどうでしょう、走る速度次第では見ることはできますが、感じることはスピードによってかなり違ってきます。風を感じることはできるかもしれません。

最後に歩くことはどうでしょう。周りをじっくり見ながら、五感で感じながら移動することができます。

五感で感じるということは、様々な発見があります。季節を感じたり、食欲を感じたり、癒しの音を感じたり、凛とした空気の冷たさを感じたり、ただ歩くだけで様々なものを感じることができるのではないでしょうか。

自然とストレートに向かい合うのが歩くということなのかもしれません。雨、風、雪、暑さ、湿気など

全てを感じながら移動します。

便利な世の中になって行けば行くほど、これらの感覚に接せることがないまま目的を達してしまいます。

世間ではAI(人工知能)が話題にならない日はほとんどありませんが、便利さと引き換えに少しづつ変化しています。

そうしていつしか、古来から人間が兼ねそろえてきた貴重な感覚というものも失っていってしまうのです。

 

師走という忙しい時期だからこそ、ゆっくり歩くことで、自らが持っていた感覚を少しでも取り戻したいものです。

それが来年にもつながる新たな発見やヒントへとつながって行きます。